3/17(火):OFF/女医が教える「本当にいいS.E.X」

書評が続きます。
エロ単語にいちいちピリオドを打ち込んであるのは、初出がアメーバブログだった名残りです。


過去ログ:2014/01/19


良く売れた本ですが、中身はありません。
どこぞの三流ライターの文章に名前を貸した、そんな空疎な本でした。
僕も「仕事上参考になるかも」と思い読みましたが、お金と時間の無駄でした。

週刊朝日のサイトに要約記事がありました。
「これは不可解」という部分が若干ありますので、敢えてコメントすることにしました。

原文はコチラ

 私は多くの女性から体や性の悩みについて相談されてきました。そこから学んだことは、女性も自分の体を知らないということです。

 セ.ッ.ク.スは痛いだけで気持ちよくないとか、彼氏に「お前の体はおかしい」と言われたと、彼女たちは訴えます。「結婚したからセ.ッ.ク.スの仕方を教えてください」という女性もいました。そもそもセ.ッ.ク.スの悩みはパートナーと一緒に解決するもの。でも、旦那さんや彼氏が病院について来てくれる人は少数派です。

 その一方、アダルトビデオなどで派手にあえいでいる女性を見て、「こうすればいいんだ」と信じている男性の多いこと……。はっきり言って、AVは男性の欲望を満たすためのファンタジーです。女性の気持ちよさを追求したものでは決してありません。

 例えば、月室口から入って4~5センチほどのおなか側に神経が多く集まる直径1センチほどの狭いスポットがあります。これがG.ス.ポ.ッ.トです。そこを刺激するのは中指1本あれば十分。AVのように複数の指での速いピストンは不要ですし、女性に苦痛を与えます。また、多くの男性が注目する「潮を吹く」という現象は、ただの失禁です。オ.ー.ガ.ズ.ムとは関係ありません。

 見栄えのために、派手なパフォーマンスが必要なのでしょうが、AVはマ.ス.タ.ー.ベ.ー.シ.ョ.ンや興奮材料にするだけにして、実践で真似するのはやめましょう。

 宋先生が執筆した『女医が教える本当に気持ちのいいセ.ッ.ク.ス』(ブックマン社)は今年5月に発売されるやいなや、ネットを中心に話題になり、アマゾン和書総合ランキング第1位を獲得した。本を買った人の中には、60~70代の男性も目立つという。

 年配の方が買ってくださるのは、今とは逆に、若い時に情報が少なかったからかもしれません。そういう方はもちろん、AVやマニュアル本で勘違いしている男性や、自分の体を知らない女性に読んでもらいたくて、基本的なことだけを本に書きました。紹介したテクニックは、原則として医学的根拠に基づいています。

 例えば「女.性.器を愛.撫する時、片方の手の人さし指と中指で小.陰.唇を開く」というのは、小.陰.唇が指に引っ張られて月室内に巻き込まれるのを防ぐ診察のテクニックなんですよ。

 マニュアル本には「気持ちいいスポット」がいくつも紹介されていますが、多くは意味のない場所です。例えば、アダム徳永さんの言う「A.G.ス.ポ.ッ.ト」は、「恥.骨の裏」ということですが、そんな所に神経はありませんから、強くこすりつけられても痛いだけでしょう。しかも「手の角度は何度で何センチ間隔で動かせ」なんて疑問です。性.器は人それぞれ違うのですから、みんなが同じように感じるとは思えません。(※1)

 あと気になるのは、最近よく紹介されている「新体位」。「背面M脚騎乗位」や足を絡めるような正.常.位など、アクロバティックな体位ばかりですが、女性が快楽に集中できないような、つらく無理のある体位をこなすのは、男性のエゴでしかありません。

 男性誌によくある「腰を入れて『の』の字に回す」なんてのも論外です。ペ.ニ.スの根元を回転させても先端はほとんど動かないため、意味がありません。(※2)

 でも男の人って、より細かいマニュアルが好きみたいですね。それらで懸命に勉強している男性は、女性を満足させたいというより、女性をイカせることが自分の満足になっているタイプではないでしょうか。本当に女性に満足してほしいなら、マニュアル本ではなく彼女に聞いてください。

 一方、女性の多くは愛撫に応えようと、一生懸命感じているフリをしてしまいがち。それが好きな相手だったらなおさらです。ですからあえぎ声は信用できません。「俺の彼女は違う!」という幻想も捨ててください。ではどうすればいいかというと、女性の反応をよく見ることです。女.性.器を刺激してる時に、相手が足を開いて腰を押し付けてくるようだったら「もっとして」というサイン。いくらあえいでいても腰が逃げていくなら、「そこではない」ということです。

 直接尋ねられる関係であれば、ぜひ聞き方を工夫してください。「気持ちいい?」と聞かれて、「イマイチ」とは答えにくいものです。「こことここのどっちが気持ちいい?」とか「この強さとこの強さ、どっちが好き?」と、答えやすいように聞いてあげれば、より気持ちいい方向に導けます。

 同時に、女性も自分の体をよく知り、相手にうまく伝える努力をしましょう。
「セ.ッ.ク.スがあまり好きじゃない」という女性の中にはイッたことがないという人が多いもの。彼氏の前で初めてイクことに抵抗があるなら、マ.ス.タ.ー.ベ.ー.シ.ョ.ンでイクことを経験するのも手です。

 女性の中には、「ク.リ.ト.リ.スではイケるけど、中ではイケない」という人もいます。有名なAV男優の加.藤.鷹さんの著書には「ク.リ.ト.リ.スでイクのはエクスタシーでオ.ー.ガ.ズ.ムではない」と書いてありますが、ク.リ.ト.リ.スも立派なオ.ー.ガ.ズ.ムです。あのフロイトも「ク.リ.ト.リ.スのオ.ー.ガ.ズ.ムは未熟である。月室のオ.ー.ガ.ズ.ムは熟している」と書いていますが、これも今では否定されています。

 なぜフロイトを始めとする男性が、ク.リ.ト.リ.スのオ.ー.ガ.ズ.ムに注文をつけるのかというと、「男.性.器を入れていない時にイク」からだと思います。男性は女性の月室を使って自分を気持ちよくしてるのだから、それと関係ないオ.ー.ガ.ズ.ムは都合が悪い。これは非常に女性蔑視的な考えです。

 そもそも女性は愛情と性欲の対象が一致する人が多いけれど、男性は必ずしもそうではありません。

 今、いろんな雑誌でセ.ッ.ク.ス.レ.スの特集をしていますよね。私もいくつか取材を受けるのですが、女性誌と男性誌ではテーマがまったく違うんです。「もう一度、旦那さんとセ.ッ.ク.スを」という女性誌に対し、男性誌からは「テクニックをもっと解説してください」と言われることが多い。前者の取材には「まず手をつなぐことから始めてください」と答えるのですが、その記事を読んだ男性は「もう妻となんてやりたくない」と言うんです。

 泌尿器科の友人医師によると、ED(勃起障害)の相談に来る人の9割は、相手を変えるとできるようになるんですって。男性の中には「妻にもう一度求められたら逃げ出す」とまで言う人もいます。ですので、セ.ッ.ク.ス.レ.スに悩む方は、いきなり甘えたりダイエットに励む前に、まずは「相手が自分ともう一度セ.ッ.ク.スしたいか」を確認する必要があります。

 セ.ッ.ク.ス.レ.スも、気持ちいいセ.ッ.ク.スも、その理由や方法は千差万別です。解答はマニュアル本には載っていません。お互いのコミュニケーションなくして、本当にいいセ.ッ.ク.スをする方法はないのです。

 構成 本誌・小宮山明希

※1:一読したところ問題なくさらっと流してしまいそうですが、「性.器は人それぞれ違うのですから、みんなが同じように感じるとは思えません」には2点、問題を感じます。

(1)まず「性器は人それぞれ違う・・・」の部分。こういう相対化は全く意味を成さないと言えるでしょう。こう言い換えてみると分かります――「聴覚は人それぞれ違うのですから、みんなが同じように聞こえるとは思えません」「味覚は人それぞれ違うのですから、みんなが同じように味わうとは思えません」――はたしてそうだろうか?パトカーのサイレンは誰が聞いてもそう聞こえるのではなかろうか?梅干は誰が食べても塩辛く感じるのではなかろうか?そして、A.G.ス.ポ.ッ.トは誰が触られても官.能するのではなかろうか?

(2)次に「・・・感じるとは思えません」の部分。自分で確認してみたのか?(していないよね、きっと)。確認していないのに神経分布だけで推論するのはいかがなものかと思う。

そもそも性.器と性.交は似て非なる専門分野である。コンピューターで言うとハードウェアとソフトウェアくらい違う。よって婦人科の医師といえどもセ.ッ.ク.スのプロとは言えない。僕が関東在住時代に懇意だった産婦人科の女医さんはその点謙虚で、最初のセッションで「妊婦の皆さん、私が医者だからと思ってお産だけでなくセ.ッ.ク.ス相談もしてくれるんだけど、私だってセ.ッ.ク.スは素人なのよ。そんなこと言わないけどね」と語ってくれたものだった。

※2:「腰を入れて『の』の字に回す」なんてのも論外です。ペ.ニ.スの根元を回転させても先端はほとんど動かないため、意味がありません。」について。
これは完全に誤解しています。そもそもこの運動の目的は先端(亀.頭)を動かすことにはありません。根元を押し付けて陰.部.全体(陰.唇~恥.骨)に刺激を与えることが目的。きちんとした意味があり、僕も毎回使う技です。

2 thoughts on “3/17(火):OFF/女医が教える「本当にいいS.E.X」

  1. みよりん

    セックスで大切になるのは、コミュオンだと思います。イケない原因(この表現は好きではありませんが、)について考えられるのはセックスをする相手と心と心(感性と感性)の交流が足りていないからだと私も理解します。それについては代々木忠さんが詳しく話されていますね。コミュニケーションはどちらかと言えば、言葉では表す世界。しかし、この時重要なのは感性の領域、コミュオンです。愛しくて思わず抱きしめてしまう、母の愛の仕草の如く言葉で表現する前に感情が動くから、快感が生まれるのです。感性が成熟すれば、言葉だけでもイッテしまうかたもいるし、アダム先生は気でやれるように、指導してるくらいですから。そして、加藤鷹さん。エクスタシーとオーガズムの違いを知っているなんて、流石は男性でもオーガズムを経験してる由ですね。エクスタシーは一人でも得られますが、オーガズムは相手が居ないと得られない(必ずしも性器の挿入にはこだわらない)世界です。エクスタシーは快感が高まった、最高の頂点であり、オーガズムは精神の融合と言うか、神への祈りにも似た神聖なものなのです)オーガズムへの道は修行の如し。と、わたくしは思います。an・anのセックス特集もアダム先生を取り上げれば良いのになぁ、、

  2. みよりん

    訂正します。コミュオンではなくて、コミュ二オンです。字足らずでした。

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