雪の城下町(2)

続いて僕も浴室を出て、ソファに座っていた彼女を促してベッドに上がってもらった。
BGMがモーツァルトになっていたことを喜んでくれた。

明りを暗くして、宜しくお願い致しますの挨拶。
彼女は額が布団に接するくらい深々とお辞儀していたので、
一度顔を上げた僕は慌てて彼女の動きに合わせる。

型通りの手順で施術開始。
うつ伏せの状態で腰・背中・肩、臀部・脚にパウダーを振りかけて掌で展ばす。
同じ順番でフェザータッチ。最後はアナル舐め。

ここまでの工程で、ほとんど反応がなかった。
これまでに一度だけ、僕の施術で歯が立たなかった女性がいる。
スレンダーな体型もその女性とよく似ている。
ヤバいぞ・・・と内心焦りながら、うつ伏せの施術を終了。

仰向けになってもらい、腹・胸・肩・腕・下腹部・脚にパウダーを振りかけて掌で展ばす。
掌が乳首に接触するたびに反応する。普通に官能する女性だ。
杞憂だった。

形の良い乳房は弾力もあって、実年齢より10歳以上若い。
不思議だったので聞いてみると、合掌型のアイソメトリック運動をしているという。

顔を左右に振ってフェザータッチに反応し、長い髪がうねるのを見るのは快かった。
彼女の場合、乳首が官能のスイッチだった模様。

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